翻訳スクールについて
翻訳者になるにはどうしたら良いかと時々訊かれます。 これについては、実の所、方程式のようなものはありません。 それは、翻訳というのが単純なスキルではなくて幅広いスキルを必要とする難しい仕事だからです。
単に、翻訳者になるためのスクールに行ったところで、それは、お金をドブに捨てるようなもの。 ちょっとした小手先のテクニックは学べても、お金を稼げるプロの翻訳者になれるわけではありません。
尚、翻訳会社ソリュテックでは、翻訳者などが自己ピーアールできるよう、翻訳者・通訳者の自己紹介プレイス―翻訳・通訳の達人というサイトを運営していますが、その中に、翻訳者が何故翻訳の道を志したのかを記載する欄が設けられています。 そちらを眺めると、有益なヒントが得られるかもしれません。
翻訳者・通訳者の自己紹介プレイス―翻訳・通訳の達人
ところで、世の中には翻訳スクールなるものがあって、そこに行けば翻訳者になれると思っている方が多いのには驚かされます。 現実問題、大部分の人は、翻訳スクールに通った程度では翻訳会社が求めるレベルの翻訳者にはなれません。
甘い言葉で勧誘する翻訳スクールがありますが、それは翻訳スクールの集客作戦ですので安易にひかっからないよう気をつける必要があります。
そう言えば、翻訳会社ソリュテックは福岡を中心に翻訳や通訳を展開している関係上、福岡の翻訳スクールはいやでも情報が入って来る訳なのですが、中には、スクールの小ささに伴うイメージの悪さをカバーするためか、実体の無い、東京都心の事務所の住所を出している所もあります。
当然、その事務所の電話番号はどこを探しても出てきませんし、その住所は、その翻訳スクールとは別の事務所のものでした。 具体的に、その翻訳スクールの名前を出したいところですが、下手をすると営業妨害で訴えられてしまう可能性がありますので、あとは、ご自身でご確認ください。
尚、念のため申し添えますが、翻訳スクールが全てダメだと言っている訳ではありません。 中には善良な翻訳スクールだってあると思いますし、翻訳のノウハウの一端を学ぶことはできるでしょう。
単に翻訳スクールに過剰な期待をするべきでは無いということを訴えているだけです。
言語能力という大きな土俵で括ることが可能な翻訳会社と英会話スクール
ある評論家が、翻訳会社がスクール産業に手を出すのは、本業が儲からない翻訳会社がカネ儲けのためにそうしているのだと論じている。 しかし、これは視野が狭い。
確かに、儲からない翻訳会社がカネ儲けのためにスクール産業に進出するということはあるだろう。しかし、一概にそうとは言えない。 経営状態の良い翻訳会社がスクールを併設しているケースもあるからだ。
第一、経営がダメな翻訳会社はスクールをやったって儲かることは無い。 スクール業界そのものが非常に厳しいパイの奪い合い、つまり、生徒獲得競争を行っているからだ。
よほどのダメ経営者ならいざ知らず、大概の翻訳会社経営者だったら、わざわざ負け戦に向かうことは無いだろう。
翻訳会社がスクール産業に手を出すのは、カネ儲けのためではなく、経営の効率化のためであるというのが、比較的「的を得た」理由付けではないかと考える。
翻訳会社がスクール運営するのが、なぜ経営効率をアップさせるのか疑問に思われる方もいるかもしれないので、以下に理由を掲げる。
- 人材の有効活用
- フロアの有効活用
- その他経営資源の有効活用
詳細はのページを参照。
その評論家は、経営理念を持って本業に打ち込んでいる翻訳会社はスクールビ運営に手を出さない。 とも言っているが、これも極論だ。 より良い翻訳サービスを提供するという経営理念であれば、むしろ、経営の効率化により会社のランニングコストをできるだけ抑制し、また、スタッフを有効活用することで、低い翻訳料金で質の高い翻訳サービスを提供するという方向性は、むしろ正しいと言える。
いっそのこと海外留学
翻訳会社ソリュテックは戸籍謄本翻訳や通帳翻訳を手がけている関係で、それらの書類を必要とするような留学支援団体などとパイプを持っています。 将来的には、それらを組織化し、利便性の良い留学支援サービスを実現させたいと考えております。
翻訳会社ソリュテックと翻訳サービス合同会社によるプロジェクト:
戸籍謄本の翻訳プロジェクト: 戸籍謄本の翻訳革命・謄本翻訳プロジェクト
預金通帳の翻訳プロジェクト: 通帳翻訳 ― ワーホリなどでの英国渡航ビザ申請に適する通帳の翻訳
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